R1年度 理数科課題研究 最終発表会
2月6日(木)に理数科課題研究発表会を実施しました。
発表のルール
- 制限時間8分間(7分で予鈴、8分で本鈴、9分で強制終了)
- 質疑応答2分間
- 使用できる器具
- ノートパソコン(スクリーンに映写)
- マイク
- レーザーポインタ・指示棒
制限時間内に、約1年間かけて行った研究の成果を発表します。
発表会まで
理数科の「課題研究」は「科学及び数学に関する課題を設定し、その課題の解決を図る学習を通して、専門的な知識と技能の深化、総合化を図るとともに、問題解決の能力や自発的、創造的な学習態度を育てる」 ことを目標としています。
仮説を実証するためには、影響しそうなたくさんの要素のうちの1種類を変化させて比較しなければなりません。今年の研究はテーマの決定が例年より早く、実験の実施回数も多めに行うことができました。
また、実験の時間を十分に確保できたことで、(写真は数年ぶりに稼働したエバポレーター:液体を分留したり濃縮したりすることができます)
昨年、「間に合うか、間に合わないかの瀬戸際。翌日の発表のために気付けば追加実験も行うぎりぎりの状態。」とまで云われた追い込みも今年はすこし穏やかに。
発表会
ついに発表のとき。会場には発表者でもある2年6組、来年課題研究に取り組む1年6組の生徒、1年間にわたって指導してきた指導教員のほかに校内外から集まった聴衆を相手に発表します。
スライドに映し出されるのは、自分の班とは全く違うテーマで行われてきた研究の成果。
当然、発表を聞く側も真剣。
8分間の発表のあとは、質疑応答の時間。今年は1年生から次々と質問の手が挙がります。
質問に対しての応答。「ご清聴ありがとうございました」のスライドから該当のスライドに戻って質問に答えます。
今年も無事にすべての班が発表を終えることができました。
理数科主任講評
研究と聞くと、敷居が高く、難しいものだとしり込みをしてしまう人が多くいます。しかし、題材は身の回りに多く転がっているものです。それをあたりまえだと思わずに「何故だろう?」と思える感性をもって取り組むかどうかです。そしてその解明に果敢に挑もうとするチャレンジ力は、理系に進む生徒のみならず、誰しもが必要な力ではないでしょうか。
今回の発表では体感しづらい現象を数値化することでわかりやすく説明しようと試みた研究がいくつか見られました。課題研究では、さらに日々の積み重ねや記録することの大切さを実感することができます。そういったこれまでの経験をぜひこれからの進路選択の一助としてほしいものです。
結果
1位 化学3班 超分子太陽電池色素の合成
2位 地学1班 コリオリ力の研究 もしも宇宙で陸上競技をやるならば
以上の2本の研究が中四国九州大会への出場をかけて、県内理数科の研究論文の審査を受けることとなりました。