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「浜高」の愛称で親しまれている島根県立浜田高等学校は、明治13年(1880年)設置の浜田中学校をルーツとして、明治26年(1893年)の島根県第二尋常中学校として開校しました。創立以来、常に石見地方の中等教育の中核となって発展を続け、令和5年(2023年)に創立130周年を迎えました。
長い歴史と伝統の中で培われた質実剛健と文武両道の気風は健在であり、多くの浜高生が学業と部活動を両立しながら、自らの進路実現を果たしています。4万5千名を超える卒業生は政治、経済、文化、スポーツなどあらゆる分野で活躍されており、地域や社会を支える人材を輩出しています。
教育目標「高い理想と誠実な努力」
1.高い知性
2.豊かな人間性
3.逞しい心と体
生徒の皆さんの『夢』への『挑戦』を支援します。
我が国が目指す未来の社会は、「Society 5.0(ソサエティー5.0)」という言葉で表されます。「Society 5.0」は、『サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会(Society)』(2016.1内閣府・第5期科学技術基本計画)と定義されています。私たち人類の社会は、「狩猟社会(Society 1.0)」→「農耕社会(Society 2.0)」→「工業社会(Society 3.0)」→「情報社会(Society 4.0)」と発展していっており、今回提唱された「Society 5.0」はこれらの社会に続く“新たな社会=超スマート社会”の実現に向けた取組であるとされています。
Society 5.0で実現する社会は、人工知能(AI)やロボット、自動走行車などの技術の発達により、貧困問題などの社会課題が解決されるようになり、一人ひとりが快適で活躍できる社会になると言われています。そのような社会が実現されたとき、私たち人間が人工知能やそれを備えたロボットに使われるのではなく、本当に人間中心の社会にしていくために、浜田高校では、生徒の皆さんに身につけてもらいたい資質・能力を、それぞれの頭文字を取って「DAViNCh Gs(ダヴィンチ・ゴールズ)」と定めました。
まず「D」は「Diversity(ダイバーシティ・多様性)」です。「多様な価値観・個性を尊重する感性」を身につけてもらいたいと考えました。次の「A」は、「Accord(アコード・主体性)」です。「アコード」は本来「調和」を意味する単語ですが、「of one’s own accord」で「自発的」と使われます。そこで「困難なことにも、自ら進んで取り組む力」として「アコード」としました。続いて「Vi」は「Vision(ヴィジョン・先見性)」で、「広い知識と視野を持ち、自己を見つめ、将来を見通す力」です。続く「N」は、「Network(ネットワーク・協働性)」です。「つながりを大切にし、他者と協働する力」が特に現代社会では求められます。そして「Ch」はもちろん「Challenge(チャレンジ・挑戦)」です。「失敗を恐れず、積極的に行動する力」を身につけてもらいたいと思います。
皆さんもご存知のとおり、レオナルド・ダ・ビンチは、15世紀のイタリアの画家・音楽家・数学者・生物学者・物理学者・化学者であり、あらゆる分野に精通していた偉大なる探究者です。現代のような複雑化する社会において、「答えのない難問」を解決するためには、単一の専門領域に関する知見だけでなく、幅広い知識に基づいて柔軟な思考を持ち、物事を多角的に判断できるバランスのよい人材が求められます。素晴らしいロボットを作るためには、単に機械的に動かせるだけでなく、ロボットを何のために作るのか、何の役に立つのかが見定められなければなりません。浜田高校では、ダ・ビンチの名にあやかり、生徒の皆さんに、将来の大学などの上級学校で学ぶ専門性と、社会人基礎力につながる、広範な知識と教養、多様な視点、そして柔軟な思考力を身につけてもらいたい、そのような思いを「DAViNCh Gs」に込めました。
浜田高校では、日々の授業を通じて、キャリア教育「HIRAKU」を通じて、またあの“熱い”浜高祭をはじめとした学校行事、男女合わせて30の部活動など全ての学校の教育活動を通じて、「DAViNCh Gs」の実現を図っていきたいと考えています。そして、生徒の皆さん一人一人が自らの確かな『夢』を見つけ、その夢の実現に向かって『挑戦』できるように全力で支援してまいります。
島根県立浜田高等学校
校 長 志波 英樹
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