第54回島根県高校美術展が松江市の島根県民会館で開催されました。高校美術展は県内高校生美術部員の1年間の集大成ともいえる展覧会で、毎年力の入った大作が多く出品されます。

高校美術展

今年は県内35校からの出品があり、入選数は324点でした。絵画、デザイン、彫刻、工芸、映像とジャンルも幅広く、高校生の熱意と時間を込めた力作が数多く見られました。現在、1年生が多い本校美術部ですが、ほとんどの生徒が高校に入ってから油絵を始めたばかりにも関わらず、全員が絵画部門に50号サイズ(1辺が116cm)の作品を出品することができました。

絵画作品

また、入選作品全体から来年東京都にて開催される、第46回全国高等学校総合文化祭(2022とうきょう総文)に出品する代表作品として、平面5点、立体・映像2点が選出されました。厳しい審査を経て、本校2年生石金悠星さんの彫刻作品「半己身」が島根県代表作品の1点に選ばれました。

彫刻作品

この作品は高さが約180cmある大きな作品ですが、心材に発泡ポリスチレンを形成し、その上からブロンズ粘土で造形しました。最終的には細部まで磨き上げ、重厚感ある作品へと仕上げることができました。

制作風景1制作風景2制作風景3

今後も部員一同、それぞれの表現を追求していくことができるよう、楽しみながら制作に励んでいきます。