【自然科学部】 2022年度 水環境文化賞(児童・生徒の部)受賞(生物班)

 3月16日、自然科学部生物班が、愛媛大学城北キャンパスで行われました第57回日本水環境学会年会にて、水環境文化賞(児童・生徒の部)を受賞いたしまいした。

 自然科学部生物班では、地域の方々と連携して貴重なハッチョウトンボの保全活動を行っています。ハッチョウトンボは日本一小さなトンボで、近年個体数が減少しており、レッドデータブックでは絶滅危惧Ⅱ類と記載されています。そこで、自然科学部生物班は、トンボ保全を目的とした生息地の環境調査を継続して行ってきました。

 この調査の中でも特に環境DNA調査は、生息地の水中に棲むヤゴの体から放出されるDNAを分析することで、ヤゴの生息の有無や個体数の増減を把握することができ、島根大学生物資源科学部の高原輝彦准教授によるご協力とご指導のもと、分析、考察を行ってきました。

 また、地域の小学生対象にトンボ観察会や、トンボ生息地の草刈りなどの環境整備を行っていました。これらの活動が評価され、この度、水環境文化賞を受賞いたしました。

受賞後の写真